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アクティブソフトマテリアルのロボティクス・メカトロニクス応用へ向けて

医療・福祉分野で人と直接接触するロボットなどにおいて,柔軟,軽量でエネルギー効率に優れたソフトアクチュエータ,センサに対する要求が高まりつつあり,日本国内のみならず,アメリカ,ヨーロッパ,アジア各国でも積極的に研究・開発がされている.その中でも,電気刺激や熱刺激などにより変形するソフトマテリアルは,材料自体の柔軟性や,しなやかな動作をすることから,「人工筋肉」とも呼ばれ,実用化が期待されている.さらに,近年はこれまでになかった新しい原理のソフトアクチュエータ・センサも提案されてきている.

本特集は,SI部門ソフトマテリアル応用部会が中心に企画し,「新たなロボティクス・メカトロニクス応用に向けた期待」,「ソフトマテリアルの魅力」,「ロボティクス・メカトロニクス分野の研究事例」,「企業における実用化事例」という切り口から,外部刺激に応答するソフトマテリアルの開発動向や最新の応用事例を紹介し,システム応用の現状や可能性について解説する.

計測と制御 Vol.59 No.11 目次

特集 アクティブソフトマテリアルのロボティクス・メカトロニクス応用へ向けて