2014年度 計測制御エンジニア資格審査応募要領 ~本年度より全国会場で全資格の受験が可能となりました~
主 催
計測自動制御学会
企 画
教育・認定委員会
1. 計測制御エンジニアとは
計測制御エンジニア(計測制御エンジニア、計測制御エンジニア補、計測制御エンジニア(アカデミック))とは公益社団法人計測自動制御学会が認定する資格で あり、計測と制御を基礎とする技術者が計測自動制御学会の審査に合格したときに認定されます。計測制御エンジニア(アカデミック)は大学院生を対象にして います。
2. 計測制御エンジニアの種別について
「計測制御エンジニア」は、その経験と能力によって下記のように3種類のエンジニアに分類しています。
- 2.1 計測制御エンジニア
企業での実務を通じてリーダーとして活躍しているエンジニア。 - 2.2 計測制御エンジニア補
計測制御の基礎知識および実地経験に基づいた知識を持ったエンジニア。 - 2.3 計測制御エンジニア(アカデミック)
計測制御の基礎知識を持ち、その分野を研究している大学院生。
3. 計測制御エンジニア資格保有者の特典
計測制御エンジニアとしての能力が中立的、公益的な学術団体である計測自動制御学会により認定されます。
この会では、国内外の見学会、著名な講師を招いての講演会、互いに経験を語り合う勉強会、有識者への質問、研究会等への講師派遣、異業種交流会、懇親会など の活動を行なっています。この交流活動を通じて、計測制御エンジニアが時代とともに変化していく最新の技術をキャッチアップしていくことを目指していきます。なお認定された方は計測制御エンジニア会への入会をお勧めします。
4. 応募資格
計測と制御に関する実務経験があることとしています。実務経験年数は原則として、計測制御エンジニアは、高卒10年以上、高専卒8年以上、工科系大学卒7年以上、工科系大学院修了6年以上。計測制御エンジニア補は高卒6年以上、高専卒4年以上、工科系大学卒3年以上、工科系大学院修了2年以上。計測制御エンジニア(アカデミック)は工科 系大学院に在籍している大学院生(修士課程1年生以上、博士課程の在学生)を対象とします。
5. 応募書類・審査料
※「SICE部門行事申込みCGI」にて受験申込みをお願いいたします.その後,審査料のお振込,応募書類の郵送をお願いいたします.
応募関係書類は、ホームページからダウンロードすることができます。
ダウンロードをすることができない方は学会事務局までご請求ください。
- (1) 計測制御エンジニア資格審査申請書
(計測制御エンジニア、計測制御エンジニア補、計測制御エンジニア(アカデミック)) - (2) 実務経験申告書
(計測制御エンジニア、計測制御エンジニア補) - (3) 受験票
(計測制御エンジニア、計測制御エンジニア補、計測制御エンジニア(アカデミック))
※WORDファイルをご希望の方は、事務局E-mail:office_educ@sice.or.jp までご連絡ください。 - (4) 審査料
計測制御エンジニア | 15,000円 |
---|---|
計測制御エンジニア補 | 10,000円 |
計測制御エンジニア(アカデミック) | 3,000円 |
- ※ 送金は必ず郵便振替(受験者氏名、計測制御エンジニア・計測制御エンジニア補、計測制御エンジニア(アカデミック)の区別を記入)を利用して払込票兼受領証のコピーを受験票に添付してください。なお、手数料は各自ご負担ください。
- ※ 送金先 郵便振替口座:00160-9-127863 加入者名:公益社団法人計測自動制御学会
- (5) 返信用定形封筒(82円切手を貼付し、返送先を記入する)
これらの書類を締切までに、「資格審査書類(計測制御エンジニア、計測制御エンジニア補、計測制御エンジニア(アカデミック)の区別を記入)」と朱記した封筒に入れ、申込・問合せ先へ郵送してください。なお、応募書類は返却しませんので、ご了承ください。
6. 審査
- 計測制御エンジニア: 書類審査後、書類審査に合格した人のみ筆記試験及び口述試験により実施。
- 計測制御エンジニア補: 書類審査後、書類審査に合格した人のみ筆記試験及び口述試験により実施。
- 計測制御エンジニア(アカデミック): 書類審査後、書類審査に合格した人のみ筆記試験及び口述試験により実施。
7. 試験会場および試験日
・計測制御エンジニア | 筆記は10~11月、面接は1月に行います |
・計測制御エンジニア補 | 筆記・面接とも同じ日に行います |
・計測制御エンジニア(アカデミック) | 筆記・面接とも同じ日に行います |
試験日 | 試験会場(申込書締切) |
2014年10月4日(土) ※10月3日にセミナーがあります |
北海道大学工学部(札幌市) (応募締切 9/24必着) |
2014年10月18日(土) | 横河電機本社(武蔵野市) (応募締切 10/3必着) |
2014年11月9日(日) ※11月9日にセミナーがあります |
名古屋大学工学部(名古屋市) (応募締切 10/31必着) セミナー講師・タイトル 加藤 悟様(川崎重工)「飛行制御システムについて」 梅村哲央様(アイシン・エィ・ダブリュ)「自動車の駆動系制御について」 |
2014年11月29日(土) | 九州大学西新プラザ(福岡市) (応募締切 10/31必着) |
計測制御エンジニア(面接日) | |
2015年1月24日(土) 2015年1月25日(日) のどちらか |
SICE事務局(東京都文京区)もしくはTV会議面接※ ※事前の接続テストで実施可能と判断された方 |
8. 審査内容
8.1 計測制御エンジニアに要求する内容はほぼ次のようなものです。
- (1)企業での実務を通して、リーダーとして活躍できる、部下を指導できるような実地経験に基づいた知識。
- (2)計測・制御に関連した広範な、または深い知識。
- (3)過去の試験問題は、SICEホームページに掲載されておりますので、ご覧ください。
URL:https://www.sice.or.jp/org/keisoueg/の「過去の試験問題」
8.2 計測制御エンジニア補に要求する内容。
- (1) 大学工学部における計測・制御関係の単位を取得できる程度の知識。またそれに関係する実地経験に基づいた知識。
- (2) 計測・制御に関連した計算機ハードウエアおよびソフトウエアの知識。
- (3) 計装設備が対象とするプラントや機器の知識およびその計装設備の設計や保守の知識。これらのうちのいずれかに詳しければ、他についてはあまり知識がなくても構いません。また平均して浅く広い知識であっても結構です。具体例をあげると、たとえば工業用温度計の原理と実際を知っていること、PID制御の原理と実際を知っていること、モータを所定の回転速度でまわすにはどうしたらよいかの手段がほぼわかること、計算機(マイクロプロセッサ)を使って計測したデータを取り込み、アクチュエータを動作させるにはどうしたらよいかの手順がほぼわかること、計測制御関係の用語をほぼ理解し、必要なときには何を調べればよいかを知っていることなどです。実務経験申告書に記載されている例も参考にしてください。
8.3 計測制御エンジニア(アカデミック)に要求する内容。
大学工学部における計測・制御関係の単位を取得できる程度の知識。またそれに関係する研究を行なっていける知識。
9. 計測制御エンジニアへ(アカデミック)の補足事項
計測制御エンジニア(アカデミック)も計測制御エンジニア会に入会することができます。入会された場合には、計測制御エンジニア関連のセミナー、講習会などに参加することができ、さらに、大学院卒業後、実務経験を2年積んだ時点で自己申請により計測制御エンジニア補になることができます。その際、書類審査と面接審査が必要となりますが筆記試験は免除されます。
・計測制御エンジニア学生合格者のSICE入会料減額について
計測制御エンジニア(アカデミック)合格1ケ月以内に、SICEへ正式入会手続きをした場合、受験料3,000円を返金します。
10. 合格通知と認定
計測制御エンジニア補、計測制御エンジニア(アカデミック)については、合否通知書は2014年12月下旬以降に発送いたします。また計測制御エンジニアについては2015年2月下旬以降に発送いたします。合格者には本学会会長名の認定書を授与いたします。
11. 「登録」と計測制御エンジニア会への入会
認定を受けた計測制御エンジニアの方は、計測制御エンジニア会に登録(入会)して活躍していただくことを期待しております。なお、計測制御エンジニア会への登録(入会)には、計測自動制御学会の会員である必要があります。
12. 申込・問合せ先
〒113-0033 東京都文京区本郷 1-35-28-303
公益社団法人計測自動制御学会 計測制御エンジニア係
電話(03)3814-4121 FAX(03)3814-4699 E-mail:office_educ@sice.or.jp