公益社団法人 計測自動制御学会(事務所:東京都文京区本郷1-35-28-303 会長:仲田隆一 株式会社 東芝 顧問)は、本学会が主催する国際会議、SICE Annual Conference 2014 in Sapporo(実行委員長:小林幸徳 北海道大学教授)を2014年9月9日(火)から12日(金)まで4日間、北海道大学 工学院(北海道札幌市北区)で開催いたしました。

11日(木)には停滞した低気圧の影響で北海道石狩、胆振、空知地方に北海道で初めての大雨特別警報が発令され、一部遠方から参加する人の足に影響が出ましたが、最終的に内外から約700名(うち海外からは127名)の参加があり、400件を超える論文発表が行われました。また本会議では、ハルビン工業大学のGuang-Ren Duan教授やカリフォルニア大学リバーサイド校のJay A. Farrell教授、株式会社東京精密の松本弘一氏、名古屋大学の坂本登准教授による、計測・制御・システムに関わる最新の技術や産業界への応用を紹介する基調講演も行われました。

会期中、産と学の連携を推進する行事として10日(水)には、本学会と友好関係にある一般社団法人 日本電気計測器工業会(JEMIMA 会長:海堀周造 横河電機株式会社代表取締役会長)が主催するフォーラムも開催され、JEMIMA副会長の小野木聖二氏らが登壇して、「計測と制御で作る未来の地球」をテーマに活発な討議が行われました。

本学会は国際活動も積極的に行っており、会議に出席された欧米や中国、韓国、台湾、東南アジア諸国の関連学会の代表者などとの交流も行われました。
    
また14日(日)から15日(月)にかけて札幌市青少年科学館(北海道札幌市厚別区)にて、一般市民のみなさまに向けて「ロボットをみる・さわる・つくる」というテーマでSICE WEEK(サイスウィーク:本学会の活動を一般市民のみなさまに親しんでもらうイベント)を実施し、ロボット展示やロボットトライアスロン(北海道内の大学生を対象にしたロボットコンテスト 今回で第14回目)、小中学生を対象にしたロボット工作教室、北海学園大学の深谷健一名誉教授による「ロボット作り教育」の講演などが行われ、500名を超える参加を頂きました。

なお、次回SICE2015(実行委員長:申鉄龍 上智大学教授)は、2015年7月28日から30日に中国浙江省杭州で開催される予定です。

以上

本発表に関する連絡先
公益社団法人 計測自動制御学会(SICE)事務局 担当:井端一雅
〒113-0033 東京都文京区本郷1-35-28-303 電話:03-3814-4121 FAX:03-3814-4699
E-mail:office_riji@sice.or.jp 学会HP:http://www.sice.jp


①北大正門:コンファレンスが開催された
北海道大学の正門。


②北大工学院:コンファレンスは、北大工学院
の建物で行われました。

③開会式小林先生:開会式は小林実行委員長の司会で、9日8時50分から始まりました。

④開会式会長:開会式で挨拶をする仲田会長。

⑤プレナリー1:開会式に引き続き、中国
ハルビン工業大学のGuang-Ren Duan教授による
基調講演が行われました。

⑥JEMIMA小野木さん:SICEと友好関係にあるJEMIMAによるフォーラムで講演する小野木JEMIMA副会長。

⑦アワード杉江先生:11日に行われたアワードセレモニーで、学会賞選考過程について杉江副会長より報告がありました。

⑧バンケット名和先生:11日行われたバンケットでご挨拶いただいた北大工学院・工学研究院院長
の名和先生。

⑨バンケット乾杯:SICEに関係の深い国内外の
学会関係者による乾杯の発生でバンケットが
和やかに行われました。

⑩バンケット全景:今年のバンケットは、300人
以上の参加があったようです。

⑪SICEWEEK入口:14日の日曜日から2日間、
場所を札幌青少年科学館に移して、SICEWEEKが
開催されました。

⑫SICEWEEK展示:SICEWEEKのロボット展示では、たくさんのちびっこが目を輝かせていました。

⑬SICEWEEKロボコン:北海道内から自慢のロボットを持ち込んでロボットトライアスロンが行われました。

⑭SICEWEEKの締めとして、北海学園大学名誉教授の深谷先生による講演が行われました。