主 催・企 画

論文集委員会 システムインテグレーション部門

SICE論文集委員会,システムインテグレーション部門では,今年度の「論文セミナー」をシステムインテグレーション部門学術講演会 (SI2018) の期間中に開催することにいたしました.
「論文セミナー2018」では,論文作成について深い知見と経験をおもちの3人の講師の先生方から,和文および英文で論文を執筆する場合の総合的な内容,学と産との比較,知財を維持しながら論文をまとめるための視点などについての講演を予定しています.
SI2018に参加される方にとどまらず,どなたでも参加できますが,これから論文執筆や口頭発表をめざす若手研究者や,年齢を問わず論文をうまく書きたいとお考えの研究者・技術者の方々にとって特に有意義になるものと期待しております.ふるって参加されるようお願いいたします.
なお,参加費は無料ですが,SI2018のランチョンセッションの1つとして開催するため,SI2018に参加されない方はお弁当代として1,000円が必要です.下記の申込先から手続きをお願いします.

講 師: 倉爪 亮 君(九州大学)
  木口 量夫 君(九州大学)
           野田 哲男 君(大阪工業大学)
司 会: 河村 隆 君(信州大学),山下 智輝 君(前川製作所)

日 時

2018年12月15日(土) 12:00~13:30

会 場

大阪工業大学梅田キャンパス (SI2018会場内)

講演内容

1. 12:00~12:30
題 目:和文誌への投稿のすすめ
講演者:倉爪 亮 君(前・和文論文誌エディタ)
概 要:
本講演では,研究者を志す大学院生や,これから多くの論文を執筆する若手研究者・技術者を対象に,計測自動制御学会和文論文誌の紹介と一般的な論文の構成,ポイント,執筆上の注意点などについて,わかりやすく解説する.また,講師のこれまでの経験をもとに,査読者からよく受ける指摘事項や回答例,よい査読回答書の書き方など,採録に向けたテクニックについても紹介する.
2. 12:30~13:00
題 目:英文誌
講演者:木口 量夫 君(英文誌エディタ)
概 要:
本講演では,SICE英文誌(Journal of Control, Measurement, and System Integration)を紹介し,主に今後英文論文を執筆するであろう若手の研究者・技術者に対して,英文論文執筆のポイントや注意点などについて,分かりやすく解説する.また,査読回答書を作成する際のポイントや注意点など,採録に向けたテクニックについても紹介する.
3. 13:00~13:30
題 目:企業の方への投稿のすすめ
講演者:野田 哲男 君
概 要:
今回,企業における研究開発業務の進め方と論文執筆の関係について,および,賞が取れる論文の構成とポイントについて,解説せよというリクエストを頂いている.どこまで迫れるかに自信はないが,こうではないかという話題提供を行なうので,みなさまと議論してみたい.

募集人員

80名

参加費

無 料(ただしSI2018に参加せず当セミナーのみ参加の方はお弁当代として1,000円が必要となります.)

参加申込方法

SI2018参加者の方は申込不要です.そのまま会場にお越しください(先着順).
SI2018に参加されない方は学会ホームページのCGI申込からお願いします.なお,準備の都合上,申込の定員を30名とさせていただき,定員になり次第締め切りさせていただきます.
申込みCGI

申込締切

2018年12月3日(月)

申込・問合せ先

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-11-9 金子ビル4階
公益社団法人 計測自動制御学会
知財・事業グループ 論文集担当
電話(03)3292-0314, FAX(03)3292-3145
E-mail:trans@sice.or.jp

講師紹介

くらづめ りょう
倉爪 亮 君(正会員,フェロー)
1991年東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻修士課程修了.同年(株)富士通研究所入社,1995年東京工業大学機械宇宙学科助手,2000年東京大学生産技術研究所博士研究員,2002年九州大学大学院システム情報科学研究院助教授,2007年より同教授,2016~17年副研究院長,現在に至る.日本ロボット学会理事,計測自動制御学会理事,第32回日本ロボット学会学術講演会実行委員長,日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門副部門長などを歴任.日本ロボット学会論文賞,日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門学術業績賞, 計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術業績賞など受賞多数.日本ロボット学会フェロー, 日本機械学会フェロー.博士(工学)

きぐち かずお
木口 量夫 君(正会員,フェロー)
1993年Univ. of Ottawa大学院機械工学専攻修士課程修了.1997年名古屋大学より博士(工学).1986年マツダ(株),1989年MHIエアロスペース(株),1994年新潟工業短期大学助手,1996年より同講師,1999年佐賀大学大学院工学系研究科助教授,2004年より同教授,2012年九州大学大学院工学研究院機械工学部門教授,現在に至る.日本機械学会理事,日本ロボット学会理事などを歴任.日本機械学会論文賞,日本機械学会技術功績賞,日本機械学会船井賞,日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門学術業績賞など受賞.日本機械学会フェロー.

のだ あきお
野田 哲男 君(正会員)
1987年大阪大学大学院基礎工学研究科博士前期課程修了,同年三菱電機(株)入社.2016年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了.2017年より大阪工業大学.ロボット,加工機,自動走行など,機械システム知能化の研究開発に従事.JRM Best Paper Award 2012,2014 R&D 100 Award,FA財団平成26年度論文賞,CIE45 Second Award 2015(論文賞),2016年度システム制御情報学会賞論文賞,第30回 (2016年) 日本ロボット学会学会誌論文賞,2017年度システム制御情報学会賞産業技術賞(論文賞),FA財団平成29年度論文賞,2018年度日本ロボット学会功労賞,2018年度計測自動制御学会論文賞など.2018年より本会システムインテグレーション部門副部門長,同部門学術講演会SI2018実行委員長.日本ロボット学会理事,同和文誌分野査読委員長,システム制御情報学会理事,日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門技術委員長などを歴任.博士(工学).