第139回 温度計測部会講演会 「極(きわみ)の温度計測」
主 催
計測自動制御学会 計測部門
企 画
温度計測部会
協 賛
応用物理学会,システム制御情報学会,精密工学会,電気学会,電子情報通信学会,日本機械学会,日本航空宇宙学会,日本鉄鋼協会,日本電気計測器工業会,日本リモートセンシング学会,東京温度検出端工業会,日本学術振興会第36産業計測委員会温度計測分科会 (依頼中を含む)
後 援
産業技術総合研究所 計量標準総合センター
温度計測部会では,最新の温度計測技術に関する話題を集め,講演会を企画・実施しております.今回は,高温,放射線環境,火災環境,宇宙空間など,極限状況での温度計測をテーマに,おのおのの研究分野に関わるご専門の講師の方々をお招きし,講演会を企画いたしました.多数の皆様にご参加いただけますようご案内申し上げます.
期 日
2014年 11月14日(金) 13:30~16:35
会 場
大田区産業プラザPiO 3F特別会議室
[東京都大田区南蒲田1-20-20]
交 通
京浜急行線「京急蒲田」駅下車3分,JR京浜東北線「蒲田」駅下車13分
プログラム
13:30~13:35
・開会挨拶/主査 田中貴金属工業(株) 浜田登喜夫
13:35~14:15
・放射性物質を含んだ燃焼燃料における超高温度・熱物性評価
/日本原子力研究開発機構 佐藤勇君
燃料設計・シビアアクシデント評価を適切に行い,健全な原子炉運転を行っていくには,燃料及び材料における物性の温度的極限状態を見極めることが肝要である.燃料融点測定をはじめとして放射性物質である核燃料の重要な熱物性を評価していく上での特殊性などを紹介し,放射性物質を含んだ燃焼燃料における超高温度・熱物性評価の現状を説明する.
14:15~14:55
・レーザー加熱法と無容器法の併用による高耐熱材料の融点測定手法の高度化に向けた試み
/九州大学工学研究院 有馬立身君
レーザー加熱法と無用器法を用いた高耐熱材料おもに核燃料酸化物の融点測定装置の開発を進めている.本装置は,高速測定(数10ms),低汚染,溶融状態の可視化,局所分析といった特徴をもつものの,測定手法が十分には確立していないため,その信頼性を高めることが課題となっている.本講演では,測定システム全般および加熱法や放射率との同時測定など測定精度を向上させるための工夫を紹介する.
14:55~15:10
・休憩
15:10~15:50
・火災における高温センサの利用/秋田県立大学 鶴田俊君
火災を消火する場合,発熱位置を特定することが必要である.火災を消火すると火炎,煙により可視光では状況把握が困難となる.特に表面の発熱部の温度が低下すると目視で確認することが困難になる.煙の濃い条件では,位置の把握も難しくなる.煙粒子による散乱を受けにくい長波長の熱画像を用いた高温センサの利用について報告する.
15:50~16:30
・国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙実験と温度計測/宇宙航空研究開発機構 松本聡君
国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙環境を利用した宇宙実験が行われている.その中で,物理化学系の実験においては,実験における温度計測が実験データとして非常に重要となってくる.そこで,宇宙実験を紹介すると共に温度を高精度に計測するためのさまざまな工夫について説明する.
16:30~16:35
・閉会挨拶/副主査 (株)チノー 佐々木正直
参加費
参加費にはテキスト代,消費税が含まれます.
正,賛助,協賛学協会会員 | 学生会員 | 会員外 | 学生会員外 | |
参加費 | 4,000円 | 2,000円 | 6,000円 | 3,000円 |
申込方法
学会ホームページのオンライン申込ページ からお願いいたします.
申込締切
2014年10月30日(木)
定 員
80名(定員になり次第,締め切ります.)
問合せ先
温度計測部会運営委員 (株)チノー/佐々木正直
電話(0480)23-2511, FAX(0480)23-2932
E-mail:sasaki-ma@chino.co.jp
学会事務局
部門協議会担当
電話 (03)3814-4121, E-mail: bumon@sice.or.jp